独立行政法人国立病院機構 熊本再春荘病院

臨床研究部

沿革

当院臨床研究部は平成6年10月に「リウマチ、骨運動器疾患」をテーマとして発足し、初代臨床研究部長に原田正孝先生が就任しました。その後、政策医療としての「神経難病、重症心身障がい・成育医療」が研究テーマとして追加され、それらの政策医療を中心とした臨床研究が行われてきました。平成12年4月に森澤佳三先生が二代目臨床研究部長となり、臨床研究と共に臨床治験の推進が臨床研究部の重要な役割として位置付けられました。平成15年9月より加藤悌二先生が三代目臨床研究部長、平成18年4月より米村憲輔先生が四代目臨床研究部長に就任しました。平成18年4月には「リウマチセンター」が院内に開設され、リウマチ科部長 森 俊輔先生を中心に整形外科、放射線科、呼吸器内科などの診療部門を含めた研究チームのもとで、リウマチの早期診断や合併症の診断と治療法開発を行い、多数の医学論文が発表されています。平成21年10月には「ALSセンター」が院内に開設され、神経難病である筋萎縮性側索硬化症 (ALS) 患者に対する病態病期に応じた専門的医療の提供、臨床研究活動・治験への積極的な取り組み、人材育成、ALS患者家族会への支援を柱として運用されています。平成22年9月より、わたくしが五代目臨床研究部長に就任し現在に至っています。

臨床研究の目的は新たな医療技術あるいは現在行われている医療技術の妥当性を科学的に評価することであり、臨床研究の発展は結果的に病院の診療レベルの向上にも繋がるものと考えます。そのためには臨床研究は職員全員が一丸となって取り組むべき課題であると考えています。

平成 25年 1月

臨床研究部長上山 秀嗣

構成

臨床研究部の組織体制は、下図に示す如く研究室5室と治験管理室から構成されます。
治験管理室のCRCは常勤2名、非常勤3名です。

研究内容

臨床研究の内容については、従来の政策医療を中心としながら、
全診療科、全部門が各自テーマを定めて努力しています。

1.リウマチ科
① 生物学的製剤の有効性を十分に引き出すための工夫
② MTXの薬動力学的解析と有効性の予測
③ リウマチ患者の肺病変に関する研究
④ 生物学的製剤治療に関連した有害事象に対する予防策の提唱
⑤ リウマチ性多発筋痛症のメカニズム
⑥ 他施設研究への参加
2.神経内科
① 筋ジストロフィーの治療拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究(国立精神・神経医療研究センター 精神・神経疾患研究開発費「小牧班」 班員)
② 筋ジストロフィー診療における医療の質の向上のための多職種協働研究(厚労科研費 「松尾班」 班員)
③ 遺伝性神経筋疾患の臨床分子遺伝学的研究
④ 筋萎縮性側索硬化症の病態とケアに関する研究
⑤ 神経筋疾患における定量的局所脳血流量測定に関する研究
3.代謝内科
① 血糖コントロール悪化に対するインスリン抗体の影響についての検討
② 糖尿病患者における食事指導の有効性についての検討
③ インクレチン関連薬の適応例の検討

その他の診療科・部門の研究テーマにつきましては、順次アップしていく予定です。

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